銀杏並木の下で/ The 8th Icho Cup結果報告

ぎんなん?いちょう?というキャッチで始めようとしましたが何番煎じかわからず使えませんでした。最近夏休みの思い出にずっと浸っている広報の山本です。


さて、今回は8月23日、24日に東京大学駒場キャンパスで行われた一年生大会、銀杏杯の報告です。
Hit-Uからは合計9チームが参加しました。
早速ですが、結果はこちらになります。

Hit-U Uranus(Koki Wakabayahi, Saki Hayami) 20th Break & Double-Oct Finalist!!
Hit-U Mars (Takaki Watanabe, Moeka Sato) 32th Break & Double-Oct Finalist!!

Kosuke Shoji  Judge Break & 5th Best Adjudicator!!
Rio Uehara(DCA), Shoma Koike Judge Break!!

2チームがブレイクしましたが、両チームとも惜しくもDouble-Oct Finalistとなりました。
上級生もジャッジブレイクを果たすなど、今後も良いジャッジを送り出していきたいところです。

今回の感想は見事ブレイクを果たしたHit-U Marsの佐藤萌加さんです。よろしくお願いします。
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こんにちは。商学部一年の佐藤萌加です。
今回私は渡辺貴紀くん(わたかき)とチームを組み、Hit-U Marsのセカンドスピーカーとして銀杏杯に出場しました。銀杏杯はHit-Uに入ってから初めてのブレイク制の一年生大会で、ここでブレイクして賞状(そしてお花も!笑)をもらうのが私の密かな目標でした。
夏合宿2日目にチーミングが発表されてわたかきと組むことが決まったとき、正直「これはいけるぞ」と思いました。彼とは合宿前の練習で2回組んだことがあり、そのどちらのラウンドでも問題なく勝つことができていたからです。「銀杏でもマーキュリー(合宿での部内戦)でもまあとりあえず2勝は最低ラインだね、3勝しようね」なんてことを2人で話していたのを覚えています。(冷静に考えるとブレイクが当たり前みたいな雰囲気、怖い)
しかし、現実はそれほど甘くありませんでした。
マーキュリー杯では1勝3敗。プレパがうまくいかず、ラウンド中の意思疎通もうまくいかず、ペアのはずなのにチーム内で冷戦状態。セカンドとしての経験がほぼなかった私は酷いスピーチばかり。自分も許せず、しかも勝てず、RFDではボコボコに言われ笑、支えあうはずのペアともコミュニケーションが取れない。当然ブレイクなどできるわけもなく、それでも悔しくて、R4の結果を聞く気にもなれませんでした。そして合宿最終日。正直私は、負けてもいい戦いをしたとお互いを称えあったり、賞状をもらって仲がよさそうに笑う他のペアがうらやましくてたまりませんでした。
夏合宿後の練習でもしばらく苦しい時期が続きました。練習に出るたびに負け、相変わらずペア仲は改善せず。負けるためにディベートしに行くなら行きたくないと思った時も、もうこんなにうまくいかないなら大会にでなくていいじゃないかと思った時もありました。しかし周りの人たちにたくさん相談にのってもらったり、上級生にプレパやディベート中の様子にもらうなかでスライト負けが徐々に増え、大会まで2週間を切ったところでようやく連敗記録にピリオドを打つことができました。プレパがうまくいけば勝てるようになり、セカンドとしてどうしたらいいのか、まだおぼろげながらも少しずつ見えるようになってきてもいました。
そして緊張と不安で全然寝付けぬ夜を経て大会当日。まだチーム仲に不安はありましたが、とにかくやれるだけやろうと思いました。
R1 THW ban child beauty contest.(VS GUDS piyoon)
勝ち。スライトながらもかなりプレパが上手くいき、二人で考えたアクター分析の細かさが評価されてすごくうれしかった。次勝てばブレイクが見える!と気分が楽になりました。
R2 THW never bail out big failing companies.(VS Kyoto ichinensei)
負け。とにかく相手の情報量とエンゲージの多さに対処しきれず。まあ仕方ないね、次頑張ろう、という感じでした。
R3 THW legalize surrogacy for profit.(VS Tokyo UFO)
負け。スライトでしたが次勝ったとしても2勝でのブレイクの可能性はほぼないと聞いていたため絶望。ああブレイクは無理だったのだなあと代わりにメンタルがブレイク。
R4 THW ban animal experiments.(VS GUDS jawa)
Silent Round。このチームでのディベートも最後だし満足のできるディベートをして帰ろう、というもはや一周回った軽い気分で臨みました。なんと練習で経験済みのモーションでしたが、サイドが逆だったので少し不安になりつつも、相手の出方を予想しながら濃いプレパができました。
そしてBreak Nightへ。
思考の単純な私は今までのラウンドのことなど忘れ、そこで仲良くなった他大の人とたくさん話し、夕飯を食べ....。ひとしきり楽しんだ後、ついにBreakingTeam の発表。1位から順にチームが発表されていき、Uranusが20thで呼ばれたものの、ついに最後の32th breaking teamの発表に。どうかHit-U内から出てほしい...!とだけ思っていた私は、そこで表示された”Hit-U Mars"の文字が信じられませんでした。諦めていた2勝でのブレイクでした。
二日目の本選、Double oct finalでは1st breaking team,Tokyo old friends とのディベート。モーションはTHBT media should not report the news on suicide.
やはり強い。Big Wordを使いすぎ、具体性に欠けるディベートをしてしまい結局負けてしまいました。「番狂わせ」こそなりませんでしたが、強いチームと戦うことができたこと、スピーチ中本当にディベートが楽しいと思えていたことを考えると、私にとっていいラウンド経験になったと思います。
ちなみにペア仲は最終日の打ち上げにて改善しました。結果オーライ...?
マーキュリーの散々なラウンドも、笑うしかないくらい負けまくった10数連敗の時期もたくさん落ち込みましたが、それでも練習を続けて本当に良かったです。たくさん指導いただいた先輩方、アドバイスをくれた同期のみんな、本当にありがとうございました!
最後に、Hit-U Marsとしてディベートができたこと、今は本当に良かったと思っています。パートナーのわたかき、どうもありがとう!

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ありがとうございました。
一年生にとっての初のブレイク制大会でしたが、どのチームも熱心に練習に参加していました。この大会で結果が思うようにいかなかったとしても、今日まで悔しさなどをバネに練習を頑張っている様子を見て感心しています。これからの大会も頑張ってほしいです。

最後は大会での写真です!

Hit-U Satarn


Hit-U Pluto

Hit-U Venus ディベートのあと仲良くなります!

Hit-U MarsのMr.わたなべ

Kawaii debater & judge

2年生たち(10…?)

最後に集合写真!